日本聖公会東京教区 聖アンデレ主教座聖堂

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主教座聖堂とは

聖公会は、使徒時代から継承されている歴史的主教制を保持する教団で、「主教」を中心とした教会という特徴をもっています。また、聖公会は「教区」という教会の行政単位を基本としています。日本聖公会には11教区があり、そのひとつがわたしたち東京教区です。

一つの教区には一人の主教がおり、その教区の主教は教区全体の牧会の責任者、一致のシンボル、教導者として、司祭・執事、そして信徒とともにその職務を果たします。教区をひとつの教会というイメージで捉え、主教制と会議性によって教区の働きを行っています。世界中の各教区の主教は、カンタベリーの大主教をはじめ、すべて並列な立場です。そして各教区、また教区のまとまりである各管区は相互に連帯し、それぞれの自主性を重んじるネットワークやさまざまなレベルの会議により、アングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)を成り立たせています。

主教座と牧杖

この主教の職務を象徴的に示すものが主教座(カテドラ Cathedra)です。教区主教はこの座に着いて職務を果たします。主教座から教区主教は福音を説き、教えを伝え、教区の民を養い、教会の使命を宣言し、社会の課題を地域に伝え、聖職・信徒を按手し、派遣します。この主教の務めを示す一つが、主教が手に持つ牧杖です。

この主教座が置かれている場所が「主教座聖堂」(カテドラル Cathedral)です。各教区には主教座聖堂がひとつ置かれています。そして主教座聖堂では、教区主教の、それは同時に教区全体の使命や宣教課題に沿った礼拝や活動が展開されます。

東京教区の地域にかつて3つの外国からの宣教団が入っていたことから、それぞれの宣教団が3つの主教座聖堂を置いた時代がありました。その後、1923年(大正12年)に東京教区が成立し、後に聖アンデレ主教座聖堂が東京教区の主教座聖堂となったという経緯があります。

現在、聖アンデレ主教座聖堂は同じ建物(聖堂)を聖アンデレ教会と共有しています。同じ場所で、主教座聖堂の活動と地域の教会の活動が共存していることになります。

聖アンデレ教会などの各地域の教会とは違い、主教座聖堂には牧師や登録されている信徒はいません。しかし主教座聖堂は、教区主教を中心とする教区全体の聖職と信徒の教会と理解されます。ですから、主教座聖堂で行われる様々な礼拝や学びの機会は、教区のすべての聖職と信徒が対象であり、また教区の聖職と信徒によって活動が担われています。また信徒であるかどうかを問わず、主教座聖堂を訪れてくださる方々すべてに開かれています。

聖アンデレ主教座聖堂では、さまざまな礼拝や学びを企画実施しています。皆様のご参加をお待ちしております。

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